プライバシー

2021年12月02日

プライバシーマーク

プライバシーマークは、個人情報の保護体制に対する第三者認証制度。個人情報保護体制の基準への適合性を評価し、一般財団法人日本情報経済社会推進協会 (JIPDEC) が使用を許諾する。個人情報の英訳である「Personal Information」の頭文字であるPとIをモチーフとしてデザインされた登録商標は、Pマークと通称されている。


プライバシーマークの表示
基準への適合が認められ、JIPDECとプライバシーマーク付与契約を結んだ事業者は、店頭、説明書、広告、封筒、名刺、ウェブサイト等にプライバシーマークを表示することができる。
また、プライバシーマークを表示する際には、取得事業者毎に採番された登録番号を同時に表示しなければならず、マークを単体で使用することはできない。
JIPDECはウェブサイト上にて、付与事業者を公表するほか[注釈 4]、使用許諾を得ずにプライバシーマークを掲示している団体においても、名称や所在地、URLなどが公表される。


取得方法
JIPDECでは、JIS規格のJIS Q 15001(個人情報保護マネジメントシステム ― 要求事項)に適合した個人情報保護体制を運用可能な状態に構築した後、所定の書類と費用を、
JIPDECあるいは後述の指定審査機関へ提出し申請する。なお、申請は病院、学校等の例外を除き、法人単位で行う必要があるため、各地に支店や支所等を構える法人は、それらのすべての支店、支所においても体制を調えておく必要がある。
その後、書類審査と申請を行った団体への立ち入り審査が行われる。審査機関から改善指摘を受けた場合、申請した団体は改善の報告を行う。この報告を受け、審査員が改善の確認と審議を行い、審査合格となる。
その後、申請を行った団体とJIPDECとの間でプライバシーマーク付与契約を締結する[14]。当該契約締結と付与登録料の入金確認後、事業者名がJIPDECのウェブサイトに掲載される[15]。
プライバシーマークを使用できる期間は2年間であり、その後さらに使用を希望する場合は更新のための審査を受け適合する必要がある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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