2021年11月23日

軽自動車に仕掛けられたパイプ爆弾、発進時に爆発、商業施設駐車場で破片20m飛散

2021/11/23 読売新聞オンライン

高松市の駐車場で軽乗用車に爆発物を仕掛け、爆発させたとして爆発物取締罰則違反などに問われた被告(28)の裁判員裁判で、高松地裁は22日、懲役8年(求刑・懲役10年)の実刑判決を言い渡した。

判決によると、被告は4〜5月、高松市内の自宅などでパイプ爆弾1個を製造。5月7〜8日、同市内の商業施設の駐車場に止めていた近くの男性(54)の軽乗用車に設置して車が発進した際に爆発させ、車の一部を損壊させるなどした。

裁判長は、爆発により一部の破片が約20メートル先まで飛散していることから、「爆発物には相応の威力があった」と判断。被告が、その危険性を理解した上で、犯行を計画したとして、「地域社会に与えた不安は軽くなく、その意思決定は強く非難されるべきだ」と指摘した。

securitygoods at 12:07│ 裁判 
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