2006年06月24日

労基署大ポカ、実名入り文書を告発者の会社に置き忘れ

東京都港区の三田労働基準監督署が、サービス残業が行われていることを訴える内部告発の投書をきっかけに、同区内の卸売り会社に労働基準法違反の疑いで調査に入った際、告発者の実名入り投書を会社に置き忘れ、告発者が会社側にばれてしまうという重大ミスを犯していたことが23日、わかった。

東京労働局によると、残業代の不払いを訴える投書が同労基署に届き、従業員2人のタイムカードの写しの提供も受けた。これに基づき5月23日、卸売り会社に調査に入った際、労基署職員が投書やタイムカードの写しを置き忘れてしまった。翌日、卸売り会社側からの連絡でわかった。

同労基署は卸売り会社側に対し、告発者に不利益が出ないよう申し入れ、告発者に謝罪した。また他の企業の労働災害の報告書なども置き忘れていたため、これら企業関係者らにも謝罪した。
(読売新聞) 6月23日

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