2006年01月08日
病院、消せぬ“死角” 仙台・新生児連れ去り
仙台市宮城野区の光ケ丘スペルマン病院で起きた乳児連れ去り事件で、同病院が夜間の人の出入りをチェックする警備員を置いていなかったり、防犯カメラを設置していないなど、警備体制の不備が明らかになった。医療機関はさまざまな不審者対策を講じているが、「人の出入りが多く、万全の対策は難しい」として、“死角”は完全には消せないとの指摘は多い。
太白区の病院は夜間、外来者に名前と用件を記入させ、外来者と分かるようカードを首から下げさせる。新生児室の前には防犯カメラを設置し、警備室で24時間監視する。
若林区の市立病院は夜間、救急病棟の入り口と本院の通用口から出入りできるが、通用口に警備員を配置して出入りする人に名前を書かせる。
太白区の個人病院は夜間、出入り口に鍵を掛ける。訪れた患者や家族にはインターホンで応答し、カメラで確認してから鍵を開ける。それでも「出入りする関係者と入れ違いに入られたら、手の打ちようがない」とクリニック関係者。
福島県の市立病院の事務局長は「入院患者の家族ら事情に詳しい人は、鍵の掛かっていない出入り口を利用しがち。病院は意外と出入りにルーズ」と話す。
過去の類似事件
医療機関から新生児が連れ去られる事件は過去にも複数発生している。
いずれも新生児は無事保護され、容疑者も逮捕されている。
1991年8月、栃木県那須塩原市の産婦人科医院に同県那須郡の女が忍び込み、生後4日の男児をさらった。男児は翌日に無事保護され、女も逮捕された。女は「子どもが欲しかった」と供述した。
93年4月には、鳥取市の産婦人科医院に兵庫県加古川市の刑務官の男が侵入。新生児室で消火器を噴射し、生後数日の男児を誘拐した。鳥取県警は約1カ月後に男と妻を逮捕し、男児を無事保護した。子ども欲しさの犯行で、夫婦は偽の出産届を出し、男児に名前をつけて育てていた。
2001年1月には、鳥取県米子市の病院で生後6時間の女児が連れ去られた。県警は6日後、同県境港市の県営住宅で女児を保護し、住人の女逮捕した。女は交際中の男性の気を引こうと出産を偽装し、犯行に及んだ。
(河北新報)
太白区の病院は夜間、外来者に名前と用件を記入させ、外来者と分かるようカードを首から下げさせる。新生児室の前には防犯カメラを設置し、警備室で24時間監視する。
若林区の市立病院は夜間、救急病棟の入り口と本院の通用口から出入りできるが、通用口に警備員を配置して出入りする人に名前を書かせる。
太白区の個人病院は夜間、出入り口に鍵を掛ける。訪れた患者や家族にはインターホンで応答し、カメラで確認してから鍵を開ける。それでも「出入りする関係者と入れ違いに入られたら、手の打ちようがない」とクリニック関係者。
福島県の市立病院の事務局長は「入院患者の家族ら事情に詳しい人は、鍵の掛かっていない出入り口を利用しがち。病院は意外と出入りにルーズ」と話す。
過去の類似事件
医療機関から新生児が連れ去られる事件は過去にも複数発生している。
いずれも新生児は無事保護され、容疑者も逮捕されている。
1991年8月、栃木県那須塩原市の産婦人科医院に同県那須郡の女が忍び込み、生後4日の男児をさらった。男児は翌日に無事保護され、女も逮捕された。女は「子どもが欲しかった」と供述した。
93年4月には、鳥取市の産婦人科医院に兵庫県加古川市の刑務官の男が侵入。新生児室で消火器を噴射し、生後数日の男児を誘拐した。鳥取県警は約1カ月後に男と妻を逮捕し、男児を無事保護した。子ども欲しさの犯行で、夫婦は偽の出産届を出し、男児に名前をつけて育てていた。
2001年1月には、鳥取県米子市の病院で生後6時間の女児が連れ去られた。県警は6日後、同県境港市の県営住宅で女児を保護し、住人の女逮捕した。女は交際中の男性の気を引こうと出産を偽装し、犯行に及んだ。
(河北新報)
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