2012年04月
2012年04月27日
空き巣:被害8割増 マンション・ハイツ狙い目立つ 奈良
今年に入り県内の住宅で発生した空き巣被害が、昨年の同時期に比べ約8割も増加していることが県警のまとめでわかった。被害住宅は、マンションやハイツが昨夏ごろから目立ち始めており、大型連休を控え、県警は「不在時の防犯対策を」と呼びかけている。
県警生活安全企画課によると、今年1〜3月に確認された空き巣は昨年同期比77%(67件)増の154件。現金の被害額も約1500万円と昨年を500万円上回った。刑法犯の認知件数が同14・3%(449件)減る中、増加を見せたのは住宅狙いの侵入窃盗の他、高校の卒業者名簿を悪用するなどした振り込め詐欺のみだった。
空き巣154件のうち、マンション・ハイツを含む「その他」は約2割の35件。マンション・ハイツが被害住宅に占める割合は昨年5月までほぼ数%台で推移していたが、6月から今年3月末まで、毎月10〜50%台が続く。ほとんどが1階の掃き出し窓を割り、鍵を開けて侵入している。
犯人が侵入に5分以上かかった場合、7割が諦める統計もあるといい、同課担当者は「手間をかけさせるのも予防になる」と指摘する。補助錠や窓ガラスに張る保護シートなどの防犯グッズはホームセンターなどで購入できる。また、犯人は光や音を嫌うため、センサー式のライトやブザーも効果的。ひもを引っ張ると大音量が鳴る携帯式の防犯ブザーを、窓と壁に固定して警報装置に使う世帯もある。
毎日新聞 4月27日
県警生活安全企画課によると、今年1〜3月に確認された空き巣は昨年同期比77%(67件)増の154件。現金の被害額も約1500万円と昨年を500万円上回った。刑法犯の認知件数が同14・3%(449件)減る中、増加を見せたのは住宅狙いの侵入窃盗の他、高校の卒業者名簿を悪用するなどした振り込め詐欺のみだった。
空き巣154件のうち、マンション・ハイツを含む「その他」は約2割の35件。マンション・ハイツが被害住宅に占める割合は昨年5月までほぼ数%台で推移していたが、6月から今年3月末まで、毎月10〜50%台が続く。ほとんどが1階の掃き出し窓を割り、鍵を開けて侵入している。
犯人が侵入に5分以上かかった場合、7割が諦める統計もあるといい、同課担当者は「手間をかけさせるのも予防になる」と指摘する。補助錠や窓ガラスに張る保護シートなどの防犯グッズはホームセンターなどで購入できる。また、犯人は光や音を嫌うため、センサー式のライトやブザーも効果的。ひもを引っ張ると大音量が鳴る携帯式の防犯ブザーを、窓と壁に固定して警報装置に使う世帯もある。
毎日新聞 4月27日