2010年07月
2010年07月20日
窃盗罪、検察、異例の無罪求刑 「証拠映像は別人」受け
防犯カメラに映っているなどとして窃盗罪に問われ、公判でカメラの男と被告は別人とする鑑定結果が証拠採用された金沢市の無職の男性被告(62)に対する論告求刑公判が20日午後、金沢地裁で開かれた。鑑定は検察側が行ったもので、金沢地検は異例の無罪求刑をした。
地検は、被告が09年8月15日、石川県白山市のコンビニエンスストアの現金自動受払機(ATM)で他人のキャッシュカードを使い5回にわたり計100万円を盗んだとし、09年11月17日に起訴した。
検察側は有罪立証の重要証拠として、現金を引き出す防犯カメラの映像の男が被告と同一人物だと主張。被告自身も検察官の取り調べで「(映像の男は)自分だ」と供述するなどそっくりだったという。しかし被告は容疑については「コンビニには行ったこともない」と、逮捕段階から一貫して否認していた。
地裁は10年4月、地検の請求で被告の拘置を取り消し「別人」とする愛知県警科学捜査研究所の鑑定結果を5月の第5回公判で採用していた。
7月20日 毎日新聞
地検は、被告が09年8月15日、石川県白山市のコンビニエンスストアの現金自動受払機(ATM)で他人のキャッシュカードを使い5回にわたり計100万円を盗んだとし、09年11月17日に起訴した。
検察側は有罪立証の重要証拠として、現金を引き出す防犯カメラの映像の男が被告と同一人物だと主張。被告自身も検察官の取り調べで「(映像の男は)自分だ」と供述するなどそっくりだったという。しかし被告は容疑については「コンビニには行ったこともない」と、逮捕段階から一貫して否認していた。
地裁は10年4月、地検の請求で被告の拘置を取り消し「別人」とする愛知県警科学捜査研究所の鑑定結果を5月の第5回公判で採用していた。
7月20日 毎日新聞