2005年10月
2005年10月30日
2005年10月29日
警官装い、女性を車に監禁 容疑の男、再逮捕
交通取り締まり中の警察官を装って通りがかりの女性を監禁し、わいせつ行為をしたとして、茨城県警稲敷署は27日、土浦市の無職の男をわいせつ誘拐、逮捕監禁などの疑いで再逮捕した。容疑者は94年にも、警察官のふりをして女性に暴行したとして、婦女暴行の疑いで送検されている。
調べでは、容疑者は今年1月30日午前2時半ごろ、美浦村受領の国道125号で、通りかかった県内に住む女性の乗用車を止め、「スピードが出ていましたね。免許証を見せて下さい」などと話し掛けて自分の乗用車の後部座席に連れ込み、「逮捕します」と言って女性に手錠をかけ、別の場所に移動して車内でわいせつな行為をした疑い。
容疑者は当時、車に赤色灯を載せ、自らは警察官に似た警備員の制服を着て、偽の警察手帳や階級証などを持っていたという。
(毎日新聞)
調べでは、容疑者は今年1月30日午前2時半ごろ、美浦村受領の国道125号で、通りかかった県内に住む女性の乗用車を止め、「スピードが出ていましたね。免許証を見せて下さい」などと話し掛けて自分の乗用車の後部座席に連れ込み、「逮捕します」と言って女性に手錠をかけ、別の場所に移動して車内でわいせつな行為をした疑い。
容疑者は当時、車に赤色灯を載せ、自らは警察官に似た警備員の制服を着て、偽の警察手帳や階級証などを持っていたという。
(毎日新聞)
2005年10月27日
全国の寺を窃盗行脚 男2人逮捕
全国各地で寺院の庫裏(くり)ばかりを狙って空き巣を重ねていたとして、大阪や福井など九府県警の共同捜査本部は二十七日までに、窃盗容疑などで大阪市住吉区の無職の男とと同市住之江の無職の男の両容疑者を逮捕した。被害は福井、京都、滋賀など東北から九州の十五府県で約百二十件、総額約三千八百万円相当にのぼるという。
二人は容疑を認め「田舎の寺は住職が留守なのに無施錠も多かった」と供述しているという。
調べでは、容疑者らは四月十三日正午ごろ、福井市みのり、本法寺の庫裏に無施錠の玄関から侵入して現金約六百万円と貴金属九百万円相当を盗むなど、今年二月から五月に同様の犯行を繰り返した疑い。航空機や新幹線で各地を移動しながら、参拝者が少ない寺院を狙っていた。
(産経新聞)
二人は容疑を認め「田舎の寺は住職が留守なのに無施錠も多かった」と供述しているという。
調べでは、容疑者らは四月十三日正午ごろ、福井市みのり、本法寺の庫裏に無施錠の玄関から侵入して現金約六百万円と貴金属九百万円相当を盗むなど、今年二月から五月に同様の犯行を繰り返した疑い。航空機や新幹線で各地を移動しながら、参拝者が少ない寺院を狙っていた。
(産経新聞)
2005年10月22日
年金督促電話の無断録音問題 個人情報保護の認識に差
宮城社会保険事務局(仙台市)の国民年金保険料督促電話の無断録音問題で、河北新報社は21日までに、宮城県と仙台市、複数の企業に、顧客との通話を無断で録音しているかどうかを尋ねた。
行政は「そもそも録音していない」と回答。民間では一部の企業が「録音する場合もあるが、通話時やホームページ(HP)で断っている」と答えた。社会保険庁は「無断録音は法的に問題なく、見直す考えはない」との見解を示しており、ほかの機関に比べ、個人情報保護に対する認識の違いが出ている。
県と市は税を徴収する部署が回答。ともに「通話内容をメモすることはあるが、録音はしない」(市税制課)と答えた。日本郵政公社東北支社も録音を否定している。
民間では、みやぎ生協(仙台市)が「顧客トラブルを防ぐために録音する場合がある」とした上で、「その際は通話時に相手に断る」と返答。「無断録音は顧客の信頼を裏切る行為で絶対してはならない」と強調する。
三菱自動車(東京都)はHPに「通話内容の確認、応対者の研修などのために録音しています」と明記している。「聞かれれば録音の有無は答えるし、利用目的もHPで告知しており、個人情報保護法上、問題ないと認識している」と言う。
東北電力(仙台市)は電気利用を問い合わせる電話の内容を顧客に断らずに録音し、約6カ月間保管。「『個人情報の利用目的を公表していれば、通話の録音を告知する必要はない』とする経済産業省のガイドラインにのっとっている」と説明する。
民間でも、七十七銀行、日専連仙台(ともに仙台市)は録音自体を否定している。
日本弁護士連合会情報特別委員会の牧野二郎弁護士(東京)によると、個人情報の利用目的の告知を義務付ける個人情報保護法が施行された4月以降も、実態的には、顧客との電話を無断で録音している企業は少なくないという。
社保庁は、国民年金保険料未納者に対する納付督促電話の録音を、全国の社会保険事務局を通じ、督促業務の委託業者に指示していることを認めた上で、「法的には利用目的を本人に明示することまでは求められていない」と無断録音の違法性を否定している。
内閣府は「通話内容を録音する場合は利用目的を告知しなければならない」と指摘している。
(河北新報)
個人情報保護法と情報漏洩-安全関連リンク集
戸籍、住民票関連-個人情報保護法
行政は「そもそも録音していない」と回答。民間では一部の企業が「録音する場合もあるが、通話時やホームページ(HP)で断っている」と答えた。社会保険庁は「無断録音は法的に問題なく、見直す考えはない」との見解を示しており、ほかの機関に比べ、個人情報保護に対する認識の違いが出ている。
県と市は税を徴収する部署が回答。ともに「通話内容をメモすることはあるが、録音はしない」(市税制課)と答えた。日本郵政公社東北支社も録音を否定している。
民間では、みやぎ生協(仙台市)が「顧客トラブルを防ぐために録音する場合がある」とした上で、「その際は通話時に相手に断る」と返答。「無断録音は顧客の信頼を裏切る行為で絶対してはならない」と強調する。
三菱自動車(東京都)はHPに「通話内容の確認、応対者の研修などのために録音しています」と明記している。「聞かれれば録音の有無は答えるし、利用目的もHPで告知しており、個人情報保護法上、問題ないと認識している」と言う。
東北電力(仙台市)は電気利用を問い合わせる電話の内容を顧客に断らずに録音し、約6カ月間保管。「『個人情報の利用目的を公表していれば、通話の録音を告知する必要はない』とする経済産業省のガイドラインにのっとっている」と説明する。
民間でも、七十七銀行、日専連仙台(ともに仙台市)は録音自体を否定している。
日本弁護士連合会情報特別委員会の牧野二郎弁護士(東京)によると、個人情報の利用目的の告知を義務付ける個人情報保護法が施行された4月以降も、実態的には、顧客との電話を無断で録音している企業は少なくないという。
社保庁は、国民年金保険料未納者に対する納付督促電話の録音を、全国の社会保険事務局を通じ、督促業務の委託業者に指示していることを認めた上で、「法的には利用目的を本人に明示することまでは求められていない」と無断録音の違法性を否定している。
内閣府は「通話内容を録音する場合は利用目的を告知しなければならない」と指摘している。
(河北新報)
個人情報保護法と情報漏洩-安全関連リンク集
戸籍、住民票関連-個人情報保護法
文化財盗、男に懲役7年。「取り返しつかない損害」奈良地裁支部
国の重要文化財や古美術品を狙い、盗みを繰り返したとして、窃盗罪に問われた大阪市の被告に対し、奈良地裁五条支部の小林秀和裁判官は20日、懲役7年(求刑懲役10年)の判決を言い渡した。
同裁判官は「被害は約130点、被害総額は8000万円以上に上る」と指摘。「被害品の大多数が返還不能となり、国民共通の文化財の散逸という取り返しのつかない損害を与えた」と批判した。同被告は、京都市の大徳寺龍源院から昨年4月、豊臣秀吉と徳川家康が対局したと伝えられる碁盤などを、同年9月には奈良県吉野町の吉水神社から国の重要文化財である刀のつば「卒塔婆透(すか)し鉄鍔(つば)」などを盗んだとして逮捕された。
(時事通信)
同裁判官は「被害は約130点、被害総額は8000万円以上に上る」と指摘。「被害品の大多数が返還不能となり、国民共通の文化財の散逸という取り返しのつかない損害を与えた」と批判した。同被告は、京都市の大徳寺龍源院から昨年4月、豊臣秀吉と徳川家康が対局したと伝えられる碁盤などを、同年9月には奈良県吉野町の吉水神社から国の重要文化財である刀のつば「卒塔婆透(すか)し鉄鍔(つば)」などを盗んだとして逮捕された。
(時事通信)
ATM盗撮 カード・暗証番号写す 容疑者「日当1万円で」
UFJ銀行のATM(現金自動預払機)で隠しカメラが相次ぎ発見された事件で、
東京都港区で見つかったチラシ入れの箱に暗証番号とカードが写るようカメラが二台入っていたことが二十一日、警視庁捜査三課の調べで分かった。
映像受信機を持っていた男は、日当一万円で依頼されていたことも判明。警視庁は二十四日にも建造物侵入容疑などで男を再逮捕し、依頼した男らが一連の隠しカメラに関与したとみて特定を急ぐ。
調べでは、ATMの上に設置されているチラシ入れの箱が改造され、中に単4乾電池につながれたカメラ二台があった。
「ピンホールカメラ」と呼ばれる直径約二センチの小型のもので、一台は暗証番号を盗撮するため箱の下に直径約二ミリの穴があけられ、もう一台はカード挿入口を撮影、箱には約七ミリの穴があった。男の受信機にも暗証番号の入力画面のほか、キャッシュカードの名義や口座番号が写っていた。現時点で現金が不正に引き出された形跡はない。
逮捕された男は今月九日、ネットカフェから「お金がほしい方、高収入」とする闇サイトにアクセス。掲載されていた電話番号にかけたところ、「十三日から一週間。盗聴・盗撮の仕事。日当は一万円」と告げられた。
逮捕現場の品川区のUFJのATMコーナーにも「カメラを仕掛けた」と供述したが、警視庁で数時間後に確認したところすでになかった。指示した男が近くにいて、持ち去ったとみられる。
警視庁では犯行が三都県と広範に及ぶ上、カメラの手製の「仕掛け」も十数個にのぼることから組織的犯行とみている。
何者かからめまぐるしく指示を受けた、隠しカメラの設置を認めた男。
捜査員にも読めぬ犯人の意図…。多くの謎が残る今回の事件。
ATM利用者にとっても有効な自衛策は、なかなかみえない。
「コインロッカーの上にある鍵で中の物を出せ」
闇サイトで知り合った男からの最初の指示は東京都文京区内の駅ロッカーからカメラの受信機が入った紙袋を取り出すことだった。袋には三件ほど電話番号のメモリーがあるプリペイド式携帯電話も入っており、この携帯にメールなどで指示が飛んだ。
「杉並区の高円寺駅に行き、キャッシュコーナーを見つけて入れ」
「金を振り込むふりをしろ」
杉並区の別のATMに移り、同様の行動をするよう言われた後、品川区の大崎方面への移動を指示される。
「駅のコンビニのATMに付いた緑の箱をはがせ」
これが隠しカメラが入った箱で、次に五反田の出張所に移り、その箱をATMに取り付けるよう指示された。男は箱を張り付け、指示通りに居座っているうちに通報され、逮捕された。
携帯メールの受信記録は二十回以上に及んだ。この間、男はサイトの男と会っておらず名前さえ知らなかった。
「入ったコンビニなどにサングラスをかけた不審な男がいた。
誰かに監視されているようだった」。男はこう供述した。
「箱を付けたのとは別のATMで振り込むふりをしろ」。五反田の出張所で、サイトの男はこう命令。杉並区のATMでも「振り込むふりをしろ」と指示していた。
警視庁は「別のATMを使わせないことで、カメラを仕掛けたATMに客を集中させる意図があった」とみる。受信機が入った紙袋を出張所内に置き、数十分間とどまるようにとの指示もあった。
受信機にはカード上の口座番号や氏名も録画されていた。キャッシュカードにはクレジットカード機能が付いたものもあり、名前などが分かれば、ネットショッピングなどで勝手に商品を注文するなど悪用が可能だ。だが、UFJに被害の届け出はなく、「なぜこのような手の込んだことをしたのか。犯人の意図が読めない」と捜査幹部。カメラが見つかったATM周辺ですり被害も報告がなく、
暗証番号を盗撮後にその人物をつけてカードを抜き取る「すり団」の犯行とも考えにくいとみている。
(産経新聞)
東京都港区で見つかったチラシ入れの箱に暗証番号とカードが写るようカメラが二台入っていたことが二十一日、警視庁捜査三課の調べで分かった。
映像受信機を持っていた男は、日当一万円で依頼されていたことも判明。警視庁は二十四日にも建造物侵入容疑などで男を再逮捕し、依頼した男らが一連の隠しカメラに関与したとみて特定を急ぐ。
調べでは、ATMの上に設置されているチラシ入れの箱が改造され、中に単4乾電池につながれたカメラ二台があった。
「ピンホールカメラ」と呼ばれる直径約二センチの小型のもので、一台は暗証番号を盗撮するため箱の下に直径約二ミリの穴があけられ、もう一台はカード挿入口を撮影、箱には約七ミリの穴があった。男の受信機にも暗証番号の入力画面のほか、キャッシュカードの名義や口座番号が写っていた。現時点で現金が不正に引き出された形跡はない。
逮捕された男は今月九日、ネットカフェから「お金がほしい方、高収入」とする闇サイトにアクセス。掲載されていた電話番号にかけたところ、「十三日から一週間。盗聴・盗撮の仕事。日当は一万円」と告げられた。
逮捕現場の品川区のUFJのATMコーナーにも「カメラを仕掛けた」と供述したが、警視庁で数時間後に確認したところすでになかった。指示した男が近くにいて、持ち去ったとみられる。
警視庁では犯行が三都県と広範に及ぶ上、カメラの手製の「仕掛け」も十数個にのぼることから組織的犯行とみている。
何者かからめまぐるしく指示を受けた、隠しカメラの設置を認めた男。
捜査員にも読めぬ犯人の意図…。多くの謎が残る今回の事件。
ATM利用者にとっても有効な自衛策は、なかなかみえない。
「コインロッカーの上にある鍵で中の物を出せ」
闇サイトで知り合った男からの最初の指示は東京都文京区内の駅ロッカーからカメラの受信機が入った紙袋を取り出すことだった。袋には三件ほど電話番号のメモリーがあるプリペイド式携帯電話も入っており、この携帯にメールなどで指示が飛んだ。
「杉並区の高円寺駅に行き、キャッシュコーナーを見つけて入れ」
「金を振り込むふりをしろ」
杉並区の別のATMに移り、同様の行動をするよう言われた後、品川区の大崎方面への移動を指示される。
「駅のコンビニのATMに付いた緑の箱をはがせ」
これが隠しカメラが入った箱で、次に五反田の出張所に移り、その箱をATMに取り付けるよう指示された。男は箱を張り付け、指示通りに居座っているうちに通報され、逮捕された。
携帯メールの受信記録は二十回以上に及んだ。この間、男はサイトの男と会っておらず名前さえ知らなかった。
「入ったコンビニなどにサングラスをかけた不審な男がいた。
誰かに監視されているようだった」。男はこう供述した。
「箱を付けたのとは別のATMで振り込むふりをしろ」。五反田の出張所で、サイトの男はこう命令。杉並区のATMでも「振り込むふりをしろ」と指示していた。
警視庁は「別のATMを使わせないことで、カメラを仕掛けたATMに客を集中させる意図があった」とみる。受信機が入った紙袋を出張所内に置き、数十分間とどまるようにとの指示もあった。
受信機にはカード上の口座番号や氏名も録画されていた。キャッシュカードにはクレジットカード機能が付いたものもあり、名前などが分かれば、ネットショッピングなどで勝手に商品を注文するなど悪用が可能だ。だが、UFJに被害の届け出はなく、「なぜこのような手の込んだことをしたのか。犯人の意図が読めない」と捜査幹部。カメラが見つかったATM周辺ですり被害も報告がなく、
暗証番号を盗撮後にその人物をつけてカードを抜き取る「すり団」の犯行とも考えにくいとみている。
(産経新聞)
2005年10月19日
運送会社元運転手を逮捕、伝票使い配達先の少女に強姦未遂
宅配便の配達先の少女に暴行しようとしたとして、警察は強盗強姦未遂などの疑いで、東京都世田谷区の元運送会社運転手を逮捕した。
調べでは、容疑者は昨年9月6日午後9時ごろ、杉並区の少女宅を訪問。宅配便の配達を装ってドアを開けさせ「トイレを貸してください」とうそをついて部屋に上がり込み、スタンガンを突きつけ脅迫。現金を奪おうとした上、暴行しようとした疑い。
容疑者は少女宅に以前配達に来たことがあり「気に入った女性宅に後日行くため、配達伝票を持ち帰っていた」と供述。自宅から女性を配達先とする伝票10数枚が見つかり、警察は余罪を追及する。
(共同通信)
調べでは、容疑者は昨年9月6日午後9時ごろ、杉並区の少女宅を訪問。宅配便の配達を装ってドアを開けさせ「トイレを貸してください」とうそをついて部屋に上がり込み、スタンガンを突きつけ脅迫。現金を奪おうとした上、暴行しようとした疑い。
容疑者は少女宅に以前配達に来たことがあり「気に入った女性宅に後日行くため、配達伝票を持ち帰っていた」と供述。自宅から女性を配達先とする伝票10数枚が見つかり、警察は余罪を追及する。
(共同通信)