2005年09月

2005年09月23日

徘徊高齢者の死亡・不明、年間900人、警察庁調査

屋外を徘徊(はいかい)中、死亡、行方不明となった高齢者が、全国で昨年1年間に約900人に上ったことが、警察庁の初の調査で明らかになった。
多くが認知症(痴呆)高齢者で、発見、保護に時間がかかることが原因と見られ、関係者は、警察署や自治体、町内会などの連携強化の必要性を指摘している。

同庁によると、昨年1月から12月末までの1年間に、全国の警察署に寄せられた徘徊高齢者に関する捜索願や110番通報は、2万3668件。このうち、死亡が確認されたのは548人、行方不明のままは357人に上った。

一方、無事に発見されたのは1万7842人、本人が自分で帰宅したのは4921人だった。死亡原因は、側溝に落ちたり、冬場は凍死したりするケースが多いと見られる。
(読売新聞)

securitygoods at 08:01|Permalink 個人情報 | 事件

訴訟記録の非開示は違法 「個人情報」の主張退ける

高知県が被告になった医療過誤訴訟などの記録開示を求めたのに、県が個人情報保護を理由に一部の開示を拒否したのは違法として、高知市の行政書士が非開示処分の取り消しを求めた訴訟で高知地裁は13日、原告勝訴の判決を言い渡した。

判決理由で新谷晋司裁判長は、非開示とされた個人名などについて「憲法や民事訴訟法の規定上、誰でも閲覧できる」と判断。「個人情報保護の重要性が強く説かれている社会情勢の変化を十分考慮しても、非開示にできない」と指摘した。

問題になったのは高知地裁、高松高裁で争われた10件の訴訟に関する訴状や答弁書、証拠説明書などの訴訟記録で、原告は今年5月、情報公開条例に基づき開示を請求。
県は「誰もが閲覧できるものを除き個人を特定できる情報や、生命・財産の保護に支障を生じる恐れのある情報は非開示にできる」とする条例の規定を根拠に当事者の氏名、住所、生年月日や印影などを非開示とした。
(共同通信)

個人情報保護法と情報漏洩-安全関連リンク集



securitygoods at 07:18|Permalink 個人情報 | 防犯

女性の個人情報不正入手 京都市職員を書類送検

京都府警九条署は15日、京都市南区役所の端末を使い交際女性の個人情報を不正に入手したとして、市個人情報保護条例違反の疑いで、同区役所の男性職員を書類送検した。

調べでは、窓口業務を担当していた男性職員は7月8日、勤務時間中に端末を操作し女性の住民票を2回閲覧。住所や家族構成、婚姻歴などの個人情報を不正に入手した疑い。「女性の詳しい情報が知りたかった」と容疑を認めているという。

職員が女性に家族構成などを問いただしたため、不審に思った女性が抗議。職員が上司に相談して発覚した。市は8月、職員を停職2カ月の懲戒処分にするとともに、九条署に告発していた。
(共同通信)
個人情報保護法と情報漏洩-安全関連リンク集

securitygoods at 07:16|Permalink 個人情報 | 防犯

2005年09月22日

15年で3000万、元同級生を恐喝、38歳男逮捕

小中学校時代の同級生から現金を脅し取っていたとして、愛知県警瀬戸署は21日、住所不定、無職の38歳の容疑者を恐喝などの疑いで逮捕した。約15年間にわたり約3000万円を脅し取ったとみて追及する。

調べによると、容疑者は同県の会社員男性に電話をかけ、「金を出さなければ車をくしゃくしゃにする。嫌がらせをバンバンしてやる」などと脅し、8月1日から今月1日にかけ、10回にわたって計188万円を口座に振り込ませた疑い。容疑者は容疑を否認している。

容疑者は男性が気の弱いことにつけ込み、約15年前から脅し続けていたという。最初は「金を貸してほしい」と要求し、現金を受け取っていたが、次第にエスカレート。容疑者の口座には、この5年間に男性から計209回、2558万円が振り込まれた記録が残っていた。男性は「それ以前には、現金で計約500万円を渡した」と話している。
男性は貯金を取り崩したり、親や消費者金融から借金をしたりして金を工面していたが、今月2日にも「100万円を振り込め」と脅され、「これ以上借金をすれば、生活できなくなる」と、同署に被害届を出したという。
(読売新聞)

securitygoods at 06:39|Permalink 恐喝 | 事件

2005年09月21日

労基署職員が暴言、58万支払い命じる、和歌山地裁

過労で倒れた夫の労災を申請しようとした際に、労働基準監督署の職員から「仕事が忙しくなるから、もう来るな」などと言われたため、精神的苦痛を受けたとして、和歌山県の女性が、国と新宮労働基準監督署の職員(当時)を相手取り、慰謝料など約580万円の支払いを求めた訴訟の判決が20日、和歌山地裁であった。
村岡寛裁判長は「職員の言動や対応に問題があった」として、国に約58万円の支払いを命じた。

判決によると、女性さんの夫は、同県のホテルに料理長として勤めていた2000年3月、くも膜下出血で重体になった。女性は同年7月、労基署を訪れ、労災申請をしようとした。応対した職員は「あんたらみたいな人がいるから忙しくなる」などと突き放した。
(読売新聞)

securitygoods at 06:25|Permalink 過労死 | 個人情報

スーパーで京葉銀行のATMごと2400万円盗難

19日午前2時10分ごろ、千葉県白井市のスーパー駐車場で、銀行の現金自動預け払い機(ATM)コーナーが壊され、重さ約500キロのATMごと持ち去られているのを、110番通報で駆け付けた印西署員が見つけた。
京葉銀行によると、被害額は約2400万円にのぼるとみられ、同署は窃盗事件として捜査している。
調べによると、軽量鉄骨造りのコーナーは、もとあった場所から約6メートル離れたところで横倒しになっており、ガラスが割れていた。そばに、壊すのに使ったとみられる中型ショベルカーが乗り捨てられていた。
(読売新聞)

現金自動支払機(ATM)に関連した犯罪、トラブル

securitygoods at 00:30|Permalink 事件 | 防犯

メーカー30社の輸入自転車にもアスベスト

自転車大手が輸入した自転車にアスベスト(石綿)が使用されていた問題で、同社以外の自転車メーカー30社が輸入・販売した約61万台にも、アスベストが使用されていたことが20日、経済産業省と厚生労働省の調査で分かった。
経産省は各社に、問題の部品を代替品に切り替えるとともに、購入者からの問い合わせに対応するよう指示した。

また約61万台のうち、28社が輸入した約21万台は、労働安全衛生法でアスベストの使用が規制された昨年10月以降に販売されており、厚労省は、同法違反の疑いもあるとみてさらに調査を進める方針。

両省は今月9日以降、社団法人「自転車協会」など3団体を通じ、337社を対象に調査。16日までに163社から回答があり、このうち30社の自転車で使用が確認された。

いずれも中国や台湾、ベトナムから輸入したもので、幼児向けのものや三輪車が多かった。ブレーキ部分が摩耗しにくいよう、車輪と接触するゴムの中にアスベストを練り込んでいるケースが多いという。

経産省によると、幼児向け自転車は価格競争が激しいため輸入品が多いといい、人体への影響については「構造上、アスベストが飛散する可能性は低い」としている。
両省は、アスベストを使用した自転車は実際にはさらに多いと見ており、残る174社分の調査結果についても公表する。
(読売新聞)
アスベスト被害関連リンク集



securitygoods at 00:25|Permalink アスベスト | 自然環境

2005年09月17日

病院事務所の金庫から300万円など奪われる、鳥取

16日午前7時50分ごろ、鳥取市的場、鳥取市立病院の3階総務課の事務室で、
金庫がこじ開けられ、現金約300万円と切手など約25万円分が盗まれているのを、出勤してきた職員が見つけた。鳥取署の調べでは、事務室の窓ガラスが割られており、ここから侵入したと見ている。

15日午後7時45分に職員が施錠して帰宅、病院内は夜間、警備員1人が常駐していたが、気付かなかったという。鳥取県内では、今月6日にも倉吉市内の2病院で現金約1300万円とパソコン計22台が盗まれる連続窃盗事件があり、関連を調べている。
(読売新聞)


securitygoods at 06:40|Permalink 事件 | 防犯

防火扉、売り主に説明義務 マンション火災で最高裁

「マンション火災で室内の防火扉が作動しなかったのは、売り主側の過失が原因」として、入居者が不動産会社側に原状回復費用などの損害賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(津野修裁判長)は16日、「売り主側に説明義務があった」として、原告敗訴の2審東京高裁判決を破棄、審理を同高裁に差し戻した。

判決などによると、火災は2000年、東京都港区のマンションで発生。出火元となった原告の入居部分(約210平方メートル)には室内に自動防火扉があったが、
電源が入っておらず、火が燃え広がった。5億3000万円で購入し、入居したばかりの部屋は約半分が焼損した。

津野裁判長は判決理由で「扉の電源は入居時に入っておらず、スイッチの場所も一見では分かりづらかった」と指摘。不動産会社と子会社の販売会社が、操作方法などの説明を契約時に十分したかどうか、さらに審理が必要とした。
(共同通信) - 9月16

securitygoods at 06:34|Permalink 防災 | 事件

深夜のATM、女性にスプレー吹きかけ逃走

15日午後11時50分ごろ、東京都千代田区神田平河町の銀行の
現金自動預け払い機(ATM)コーナーで、男が、利用者の女性にスプレーを吹きかけ逃走した。女性は目に痛みを訴えたが軽症。警視庁万世橋署は傷害事件として男の行方を追っている。
調べによると、男は「警察です。キャッシュカードを見せてください」と女性に話しかけたが、不審に思った女性が警察手帳の提示を求めると、いきなりスプレーを吹きかけた。男は身長約1メートル60、40歳くらいで紺色ベスト姿だった。
(読売新聞)
東京都千代田区神田平河町

securitygoods at 06:31|Permalink 事件 | 防犯
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