2005年03月30日

8割の家屋倒壊 街覆う煙 スマトラ沖地震 ニアス島、略奪も

中心部のグヌンシトリからは白い煙が立ち上り、街全体が煙で覆われている。
木の焦げたにおいがする。港近くの海岸べりのヤシの木は傾き、民家は完全に倒壊するなど、被害の深刻さを物語っている。

グヌンシトリ中心部に至る道路は陥没、電柱も倒れており、
中心部には山間部の道を迂回(うかい)して入らなければならない状態だ。
市民たちは大きなかばんを手に続々と街から脱出している。
街の中心部では家屋が八割以上倒壊しており、あちらこちらで生き埋めになった住民の救出や遺体の収容作業が続けられている。インドネシアの現地当局者は三十日、千人以上の死亡が確認されたことを明らかにした。

木造家屋よりもレンガ造りの家屋の方が多く倒壊している。電気もストップしているもようだ。インド洋大津波ではモスクは倒壊しないケースが多かったが、ニアス島で通りかかったモスクは倒壊しており、揺れの強さを物語っていた。

ガソリンスタンドには、ガソリンを求めて百台以上のオートバイや車両が殺到し、長蛇の列をなしている。
中心部には軍の緊急のヘリポート場が設営され、ヘリコプターが舞い降りている。国連や政府の対策本部も設置。サッカー競技場には臨時の野外病院が造られ、次々と負傷者が運び込まれていた。

最大の被害を受けたニアス島では空港施設が損壊して使えないままで、島の対岸の町シボルガで立ち往生を強いられた救援隊も多い。ヘリコプターによる援助物資の空輸がこの日になってようやく始まったものの、悪天候や物資を運ぶ機材の燃料不足も重なり、被災者支援は難航している。

ニアス島の中心都市グヌンシトリでは同日、空腹に耐えかねた被災住民がコメ貯蔵庫を略奪。また、AFP通信によると、トラック3台に積まれた救援物資を求め、地元有力者の邸宅に住民約500人が押し掛ける騒ぎも起きたという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050330-00000113-jij-int

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050330-00000023-san-int




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