2005年03月26日

地震被害の福岡、点検かたる窃盗や空き巣が続発-福岡

福岡県西方沖地震の発生後、被害を受けた福岡都心部で、電気や水道管の点検と偽って部屋に上がり込み、財布を盗む窃盗事件や、避難宅を狙った空き巣が計5件発生していたことが23日、福岡県警の調べでわかった。

被災地では、生活に欠かせない電気、ガス、水道といったライフラインの担当者たちが、一日も早い復旧のために日夜走り回っている。
県警は「悪質な便乗犯。訪問者には身分証の提示を求め、作業に立ち会うなど慎重に対応してほしい」と注意を呼びかける一方、住民の大半が避難した福岡市西区の玄界島でも、空き巣被害が出ないよう警戒を強めている。

県警生活安全総務課によると、事件は福岡市博多、中央、城南各区で発生。
1件は空き巣、4件は電気や貯水タンク、水道管の点検を装う手口で、
被害者はいずれもアパートやマンションに住む18〜23歳の女性だった。

城南区の無職女性(20)方には22日午後1時ごろ、作業服姿の男が訪問。
「九州電力です。地震で電柱が壊れ、夜中に工事をするため回っています」と言い、
「ドライバーをコンセントに差し込み、異常の有無を確認する。外でメーターを見ていてほしい」と頼んだ。
女性が屋外に出ると約5分で作業は終わり、男は立ち去ったが、居間から財布(3万円相当)がなくなっていた。
現金は入れておらず、キャッシュカード2枚が被害に遭った。

ほかの3件も、男が「地震で屋上の貯水タンクが壊れたかもしれない。部屋を見せて」
「水道管が壊れ、さびが出るので点検に来た」
などと言って部屋に上がり込み、住人が目を離したすきに、
置いてあった4000円から3万円入りの財布を盗んだ。


九電では「社員は社名入りの作業服を着用したうえ、必ず身分証を持っている。不審に思ったら提示を求めるか、近くの営業所に確認してほしい」と話している。

空き巣に遭ったのは博多区の女性(77)で、20日の地震発生直後に自宅から避難し、夕方戻ったところ、指輪やネックレスなどの貴金属(約13万円相当)が盗まれていた。

(読売新聞)

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