2005年02月06日
偽造が難しいキャッシュカードのIC化、95%の銀行メド立たず
偽造キャッシュカードによる預金引き出しの被害が急増している問題を巡り、全国の主要銀行124行のうち、95%を占める118行で、偽造が困難なIC(集積回路)カードを導入するメドが立っていないことが読売新聞のアンケート調査で分かった。 深夜にATM(現金自動預け払い機)で多額の預金を引き出す『異常取引』を感知するシステムについても、『導入済み』、『導入を前提に検討中』としたのは14%(17行)で、被害防止に向けた業界の取り組みの遅れが浮き彫りになった。
調査は、全国銀行協会が先月、キャッシュカードを磁気テープ式からIC式に切り替えるなどの対策を公表したのを受け、個人向けカードを発行する127の加盟行を対象に1月末に実施。具体策を、公表できない、とした3行を除く124行が回答した。
このうちIC化を「検討中」と答えながら、実施時期が決まっていないとした銀行は109行。ATMの変更に1行数億―数十億円の費用がかかるためで、ある銀行の担当者は、『銀行間の体力差でIC化にばらつきが出ると、利便性が低くなるため単独では決められない』と答えた。
IC化が『未定』『予定なし』と答えた9行のうち、複数の銀行は『コストを考えると慎重にならざるをえない』との理由を挙げた。
キャッシュカードのトラブル、盗難被害や偽造事件
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