2005年01月26日

偽造カード、飲食店で盗んだカードにデータ上書きして使用

ゴルフ場キャッシュカード偽造グループによる預金引き出し事件で、
同グループがゴルフ場利用客のカードから読み取った磁気データを転写させていたカードの大半は、東京都内の飲食店などで盗まれたカードだったことが、警視庁と神奈川県警などの合同捜査本部の調べでわかった。
捜査本部は、偽造グループが別の窃盗グループにカードの調達を依頼していた疑いが強いとみて、両グループの接点を調べている。


グループはゴルフ場利用者がロッカーに一時保管していたキャッシュカードを取り出し、磁気データを読み取っていたことがわかっている。グループは、読み取ったデータを別のカードに上書きしたうえで、現金自動預け払い機(ATM)から預金を引き出していた。

その後の捜査本部の調べで、ATMに残された記録などから、 預金引き出しに使われたカードの大半は、都内の飲食店の壁などにかけてある客の背広から財布ごと盗む『ブランコスリ』や、客を装って飲食店に入り、すきをみて店員や客のカバンを持ち去る『置き引き』などの手口で盗まれ、被害者から被害届が出されていたことがわかった。

キャッシュカードのトラブル、盗難被害や偽造事件




securitygoods at 23:33|Permalink 防犯 

2005年01月23日

偽造事件への金融機関の対応、『銀行、損失補填せよ』と被害者怒りあらわに

キャッシュカードのスキミングがついに刑事事件となった。金融機関側もようやく重い腰を上げたが、ある被害者は、『金融機関は預金者の自己責任と主張するが、対策が遅れている銀行にも責任はある。損失を補償すべきだ。』と怒りをあらわにする。


被害にあった関東在住の男性は昨年6月、口座を開く銀行から、『あなたがATM(現金自動受払機)で依頼した振込先の口座が見つからない。口座から次々と金が引き出されている。』と電話を受けた。心当たりはなかった。通帳を確認すると、3〜4日前に東京都と静岡県のATMから約700万円が引き出され、残金は6000円足らずとなっていた。

銀行の支店長と担当者が自宅を訪れた。
補償を求めると、同情的だった支店長らの態度は硬化。
『銀行にミスがない場合は自己責任です。』と告げた。
『カードは手元にあるのに、私に何の非があるんだ。』と反論したが、
支店長は、『おれおれ詐欺のようなもの。私ならあきらめます。』と言った。

男性がカードを体から離したのは、
神奈川県内のゴルフ場で貴重品ロッカーに財布を預けた時ぐらい。
カードとロッカーの暗証番号は誕生日の一部を使った同じ番号。
警察は『ゴルフ場でスキミング被害に遭ったのだろう』と言った。

これまでキャッシュカードのスキミング事件の捜査が進まなかった一因は、
偽造カードを作られた被害者は銀行で、金を引き出された被害者はATMを管理する銀行という点だ。 預金を引き出されても懐が痛まない銀行側の被害者意識は薄く、クレジットカード被害の補償が進んだ信販業界に比べ対策は遅れた。

全国銀行協会は、『顧客が暗証番号の管理さえしていれば、現金が引き出されることはない。番号が盗まれた原因がはっきりしない場合は対応できない』と説明していた。しかし被害の急増で昨年6月、銀行から被害届を出すことを申し合わせた。

今月になって金融庁も重い腰を上げ、銀行法を改正して金融機関に被害者救済を義務付ける方向で検討している。
被害に遭った男性は、『クレジットカードの買い物なら補償されるが、キャッシュカードにはない。引き出し限度額も青天井だった。なぜ利率が低い銀行に大切な金を預けているのか考えてほしい』と憤っている。

http://www.security-joho.com/




securitygoods at 08:32|Permalink 事件 

2005年01月18日

旧式のカードの磁気部分に記録された暗証番号を読みとる

警視庁は、東京都内の高級マンションなどに忍び込み、
盗んだキャッシュカードなどで現金を引き出していたとして、
中国人の男1人を再逮捕し、やはり中国籍の容疑者1人を同容疑で指名手配したと発表した。
同様の被害は、都内や大阪府内などで一昨年4月ごろから計約200件
(被害総額約1億6000万円相当)に上っており、
同課では2人の犯行とみて裏付け捜査している。


被告らは昨年2月、東京都港区のマンション5階の会社員男性宅に侵入し、
現金8万9000円やキャッシュカードなど計16枚などを盗んだ。
さらに、都内のコンビニエンスストアの現金自動預け払い機などで
計約400万円を引き出した疑い。
容疑者らは、オートロック式マンションの無施錠の部屋に侵入。
盗んだキャッシュカードやクレジットカードのデータや暗証番号を読み取る
スキミング装置を使って、現金を引き下ろしていたとみられる。
警視庁は旧式のカードの磁気部分に記録された暗証番号をカードリーダーで
読み取った可能性が高いとみている。



磁気カードの仕組み

カードの黒い帯には磁石でいうプラスとマイナスが並んでおり、
その+と−によって顧客情報を書き込んでいます。
通常1枚のカードで約600ビット、漢字にして40文字程度を書き込むことが可能です。

現在はキャッシュカードの磁気ストライプ部分には暗証番号情報はのっていないようです。
しかし、10数年前まではキャッシュカードの黒い帯には、
口座番号とともに暗証番号も書き込まれていたようです。
この場合、磁気情報に書かれた情報は暗証番号ともども簡単に読み出すことができます。
10数年前と書きましたが、都市銀行と地方銀行、銀行と信用金庫、
と新しいシステムを導入する時期は当然異なる可能性が有ります。
特に地方の金融機関は、都市銀行から中古の機械をお下がりで購入する場合が多いので、
古い構造のキャッシュカードを今も使っている可能性が大です。

もし古めカードをお持ちの方がおいででしたらすぐに金融機関に問い合わせをする事をおすすめします。
※金融機関の社員自体知らない場合が多いと思いますが...。



http://www.securitynet.jp/bank/cashcard.htm



securitygoods at 23:15|Permalink 防犯 

2005年01月16日

ガスバーナーで窓に穴、窃盗容疑で中国人ら3人逮捕

新潟市内で昨年8月から、ガスバーナーで窓に穴を開ける『焼き破り』と呼ばれる手口の空き巣を繰り返していたとして、新潟県警は中国籍の男3人を窃盗などの疑いで逮捕した。被害は100件以上、被害総額は数千万円に上るとみられる。主犯格とみられる中国籍の男を指名手配するとともに、余罪を追及している。

逮捕起訴されたのは、中国籍で男らの3被告。調べによると、2人の被告が昨年12月、新潟市内の会社員宅に侵入したところを近所の住民に見つかり、通報で駆けつけた警察官に窃盗未遂などの疑いで逮捕された。2人の供述から、もう1人の男も共犯として浮上。11月に別の会社員宅に侵入し、現金約5万4000円と貴金属29点を盗んだ窃盗容疑で逮捕された。

3人は指名手配中の男と4人で、夕方になっても電気のつかない住宅などを狙い、ガスバーナーで窓ガラスの鍵の部分に穴を開けて侵入し、空き巣犯行を繰り返していたとみられる。同様の手口は関東地方でも多数あり、警察は関連を調べている。

http://www.security-joho.com/



securitygoods at 16:24|Permalink 防犯 

2005年01月14日

サムターン回し

6e469c40.jpeドアの鍵穴付近に穴をあけて90度曲がる用具を差し込み
錠を開け閉めするつまみ(サムターン)を引っかけ、回して解錠、
室内に侵入します。
ドリルを使って鍵の横に穴を開けて、
扉の外から先端が90度曲がる工具を突っ込みます。
約90度折り曲げて先端をつまみに引っかけます。

そのまま工具を回転させるとつまみ(サムターン)が回転し
鍵が開いてしまいます。
マンション、アパートの玄関扉は合板を使っている場合が多く
意外と簡単に穴が開いてしまう時がある。



securitygoods at 23:40|Permalink 防犯 

2005年01月13日

マンション、アパートから年賀状1000枚盗難

マンション、アパートから年賀状1000枚盗難
-ほとんどが郵便物の集合受け箱が無施錠-
西日本新聞新聞

佐賀市内のアパートやマンションの計8世帯で、
元日に配達された年賀状計約千枚が郵便受けから盗まれた疑いが強いことがわかった。
2世帯は佐賀署に被害届を提出。

被害を訴えているのはアパート2棟とマンション1棟の計8世帯。
年賀状が届いていないことを不審に思った世帯が郵便局に問い合わせたところ、
郵便局としては配達したことを確認。盗難の疑いが強まった。
ほとんどが郵便物の集合受け箱を施錠しておらず、
元日から2日にかけて不在だったという。
郵便局は、年賀状の懸賞を狙った可能性もあるとみており、
盗難防止のための施錠を呼びかけている。


郵便物は個人情報の固まりです。
年賀状だけでなく、家庭内のさまざまな個人情報が詰まった郵便物が
毎日郵便ポストに届いています。

昨年、東京都日野市で、
更新した国民健康保険証を普通郵便で発送したところ加入者の女性に届かず、
何者かが女性名義で勝手に金融機関に口座を開設されるというトラブルが発生、
保険証が住民の郵便ポストから盗まれた可能性が高いという。


http://www.securitynet.jp/nimotu/index.htm






securitygoods at 10:41|Permalink 防犯 

2005年01月12日

金融庁の金融機関に被害者救済の義務付けを検討。

偽造キャッシュカードの被害者(預金者)は補償を求めるにはまず
自分が預金引き落としに関与していないことを証明する必要があります。
じつは金融機関は、
別の人間に預金を引き落とさせて、盗まれた、とウソを言い
補償をだまし取るケースを真っ先に警戒します。
(一番先に、預金者を疑うわけです。)
そのためか、ATMコーナーの録画ビデオを含めて銀行側の
情報提供が少ないことから、被害にあった預金者救済は
極めて難しい状況。
今回の金融庁の新しい方針は画期的です。
金融業界はかなり嫌がっているようですが...。


http://www.tounan-list.com/yokinbbs2/yybbs.cgi



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050108-00000017-san-bus_all



securitygoods at 08:56|Permalink 防犯 

2005年01月11日

親犬と子犬の口の細胞を採取、DNA鑑定で盗難犬を特定

神奈川県警は、子犬を盗んだとして窃盗容疑で横浜市の男ら2人を送検した。押収した犬は成犬となり、見た目では同一か判別できず、県警がDNA鑑定をして同じ犬と特定、立件に結び付けた。

容疑者らは2003年9月にペットショップに侵入し、ミニチュアダックスフントなど生後約2カ月の子犬3匹を盗んだ疑い。 2匹は別の共犯の男が持ち去ったが、ダックスフントは容疑者らの知人に無償で譲られ、県警が昨年12月に知人宅で元気に育っていた犬を証拠品として押収。ペットショップが持っていた血統書からダックスフントの親を割り出し、県警の依頼を受けた群馬県の家畜改良事業団家畜改良技術研究所が、親犬と子犬の口の細胞を採取、DNA鑑定で盗まれた子犬と特定した。


securitygoods at 19:34|Permalink 事件 

2005年01月09日

偽造カードの多発に伴い銀行法を改正、金融機関に被害者救済の義務付け検討

金融庁は7日、偽造キャッシュカードによる預金引き落としの被害急増を受けて、被害者救済への自主的な取り組みを主要行に要請するとともに、銀行法を改正して被害者救済を金融機関に義務付ける方向で検討に入った。
これまで、金融機関が偽造カードによる被害を補償することはほとんどなかったが、被害額が拡大を続ければ『金融機関の信用が損なわれる(金融庁幹部)』と判断。金融機関の管理責任を明確化して、一定額以上の被害を金融機関が負担するルールを導入する案が有力だ。

偽造キャッシュカードによる預金引き落としは、ATM(現金自動受払機)が正しい口座番号と暗証番号だと認識した場合、銀行には責任がないと判断される。かりに偽造カードで預金が引き落とされたことが確認されても、基本的に銀行は預金者を救済することはほとんどない。
被害にあった預金者が補償を求めるには、自分が預金引き落としに関与していないなど責任がないことを証明する必要があるが、銀行側の情報提供が少ないことから、極めて難しい状況だった。

米国では、預金者がカードの紛失盗難に気づいてから2営業日以内に銀行に通知すれば、預金者の負担は50ドル(約5250円)以内にとどめ、残りは銀行などが補償する『50ドルルール』が法制化されている。また、英国では金融界が50ポンド(約1万円)を超える負担を預金者に求めない自主規制ルールを作っている。

金融庁は被害者救済の第1段階として、主要行などに対して預金約款に損害の補償規定を盛り込むなど自主的な取り組みを求める考え。しかし、金融機関側には『別の人間に預金を引き落とさせて、盗まれた、とウソを言い補償をだまし取るケースもあり得る』と警戒する声が強い。このため、金融機関に被害者救済を促すのと並行して、米国の50ドルルールなどを参考に、金融機関による損害補償を法制化する具体的な検討に入ることにした。

全国銀行協会の調べでは、偽造キャッシュカードによる預金引き落としの被害は、
2004年度上半期(04年4〜9月)で122件、4億6100万円に上り、2003年度の年間91件、2億7200万円をすでに大きく上回っている。

金融機関は預金者にカードや暗証番号の管理徹底を呼びかけているが、金融庁は『一般の預金者が、高度な知識を持った犯罪者に対抗するのは不可能。銀行が有効な対策を取らなければ、預金者の信頼が損なわれる』と見ている。


http://www.securitynet.jp/ginkou/index.htm



securitygoods at 15:53|Permalink 防犯 

2005年01月08日

車台番号を車の窓ガラスにエッチング!ナンバード

b61c1abb.jpg自動車固有の1台1台違う車台番号を車のガラスにエッチング施工します。
場所を確定せずいつでもどこでも簡単に施工できます。機械は不要。
車のガラスに車台番号を彫り込み盗難に対し抑止力を発揮します。


http://www.anzentaisaku.com/numbered/img/title11.jpg


米国では4年間で、170台に1台が車両盗難にあっている統計がでています。
米国ケンタッキー州の警察が、自動車ガラスエッチングの施工を125,000台に4年間試したところ統計学的に4年間で700台以上の車両が盗難にあう計算が、エッチング施工車がこの期間中に盗難にあった台数はわずか3台でした。また、その3台のうち2台は発見され取り戻されています。
米国ではこのエッチング施工により、大幅な盗難件数の減少効果があることの統計が出ています。 今までの、盗難防止システムに加えナンバード施工をすれば 盗難車両をいち早く見つかる可能性が出てきます。続きを読む

securitygoods at 12:42|Permalink グッズ 

1億5千万円持ち去りの元警備員逮捕、6千万使う

横浜市で昨年7月、約1億5000万円が現金輸送車ごと持ち去られた事件で、神奈川県警は、業務上横領の疑いで指名手配していた元警備員を同容疑で逮捕し、4日、横浜地検に送検した。

容疑者は日本通運横浜警送支店で勤務していた昨年7月9日、
同県内のスーパー6か所から回収した売上金約1億5000万円を、
横浜市の路上で、同僚が輸送車を離れたすきに輸送車とともに持ち去った疑い。
今月2日、東京都調布市の競輪場で警備員が容疑者を発見し、場内にいた警視庁調布署員が取り押さえた。
事件後、容疑者のアパートには約9000万円が残され、
約6000万円がなくなっていたが、逮捕時はカバンに約440万円を持っていた。
「約500万円の消費者金融への借金や、競輪などに使った」と供述しているという。

securitygoods at 07:48|Permalink 事件 

外来種法規制第1陣は45種、ブラックバス指定見送り

特定外来生物被害防止法に基づき、輸入や移動を禁止する動植物の選定を進めている環境省は7日、最初の指定リストからブラックバス類の主要魚種であるオオクチバスを外す方針を決めた。

ブラックバスは外来種による生態系破壊の象徴的存在であるだけに「法が骨抜きになる」と自然保護団体や研究者らが反発するのは必至だ。

北米原産のオオクチバスは繁殖力が旺盛な肉食魚。全国のため池や湖沼に持ち込まれ、在来魚を食い荒らしている。一方、ルアーフィッシングの対象として人気が高く、釣り人口は300万人、市場規模は1000億円に達するという。
規制対象に指定されても釣ることは可能だが、日本釣振興会は「バス釣りの印象が悪くなる」などと、指定に反対してきた。

7日に開いた同省の小委員会では「被害は明らか」と指定を迫る研究者側と「被害をどう防ぐのか話し合っていない」と反論する釣り関係者の間で議論は平行線だった。超党派の国会議員で作る釣魚議員連盟も指定に反対、環境省は現段階で与党の合意を得るのは困難と判断した。

規制対象の第1陣として指定されるのは、ジャワマングースや、ブラックバス類でまだ国内での生息域が限られているコクチバス、水草のミズヒマワリなど45種類となる見込み。オオクチバスについては協議を継続し、追加指定を検討するという。
(読売新聞) -

securitygoods at 07:44|Permalink 自然環境 
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