2012年10月21日

法務局職員2人、9300万円着服 収入印紙はがす

愛知県と千葉県の法務局で元職員2人が収入印紙の着服を重ね、その総額が約9360万円に上っていたことが会計検査院の調査でわかった。登記申請の際に受け取った印紙を台紙からはがし取るという単純な手口だったが、チェックが甘く、見逃していた。

問題があったのは名古屋法務局刈谷支局(愛知県刈谷市)と千葉地方法務局佐倉支局(千葉県佐倉市)。法務局側から検査院に報告があり、調べていた。現在も約6400万円の穴埋めができていないといい、検査院はずさんな事務態勢が被害を拡大させたと見ている。

愛知では昨年2月、登記事務の担当だった30代の男性職員が収入印紙を盗んでいたことが発覚。愛知県警に窃盗容疑で逮捕され、同年11月、計約2700万円分を盗んだとして窃盗罪で懲役2年の判決を受けた。換金して借金返済などにあてていたという。

朝日新聞デジタル 2012年10月18日

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